【お客さまの声】「たのしくいっしょに設計できること」がfujitacaへの決め手だった

こんにちは。
fujitacaリノベーションの阿部です。
先日、コラムで紹介したできたてホヤホヤのスタイリッシュなおうち。
待ちに待ったインタビュー記事です。

”夢の設計”をいっしょに叶えるリノベーション|55.34㎡

オフィスから、バスに乗って15分。都会の明るさを感じつつも、ところどころ緑に囲まれたエリアに佇むマンションにお住まいのTさんより、リノベーションのご相談。 こちら…

今回ご依頼いただいたTさんご夫婦は、奥さんが設計関連のお仕事をしながら夜間学校で設計を学び中。
旦那さんは、不動産関係のお仕事をされています。
比較的リノベーションが身近なおふたりとの共同プロジェクトでした(ちょっとだけドキドキしながら取り組みました)。

主に奥さん(SAEさん)がプランを作成し、旦那さん(SHUさん)と話し合いをしていただく。
そこにわたしたちが少し助言を行いながら完成させていく。
そんな流れでスタートしました。

はじめてお会いしてから、半年近くご一緒させてもらい、fujitacaリノベーションのなかでは少しだけ大きなプロジェクトになりました。
Tさん夫婦のご協力もあり、ステキなおうちができあがりました。

今回は、インタビューでリノベーションの設計のこと、お住まいになってからの感想をうかがいました。

空間の変化が、暮らしに新たな風を

ー お引越しされて2ヶ月近く経ちましたが、リノベーションの暮らしがスタートしていかがですか?

SAEさん:おかげさまで心地よく過ごさせてもらっています!

SHUさん:考えてみると、家で過ごす時間は増えたと思いますね。
以前は、寝て起きて、仕事に行って、帰ってきてはまた寝て起きて、の繰り返しでしたが…
なんだか仕事が終わってすぐに家に帰ろう、と思うようになりました。

SAEさん:私も同じなのですが、よりダイニングにいる時間が増えましたね。
もともと、夜間学校の課題をするために家にいることが多かったのですが、もともとの間取りは少し閉塞感があって。
キッチンの壁をとるだけで一気に空間が広がったので、開放感を感じられる心地よい空間になりました。

SHUさん:そうだ。家にいる時間が増えたことで、資格の勉強にチャレンジしています。
空間の雰囲気や印象が変わるだけで、自分のライフスタイルも変わるんだなぁ、と思いましたね。

もともと壁があったキッチンは、壁をなくし開放感のあるデザインに。

ー ライフスタイルの変化とは、驚きですね!
そんな変化をもたらしたリノベーション。振り返ってみて率直にどう思いますか?

SAEさん:「自分が思い描いている空間ができることの喜び」を感じました!
2022年の春夏にかけてリノベーションを行ったのですが、かれこれ2年前から自分なりにあたためていた計画でした。
私は、もともとインテリアや空間デザインの仕事に興味があり、建築系の夜間学校に通いながら設計の仕事をする、という生活を送っています。
そのなかで「いつかは自分好みの空間をつくりたい」と感じていました。

リノベーションにはもともと興味があり、自分なりに図面を描きながら理想のプランを考えていたのですが、やはりプロの意見を聞きながらリノベーションには取り組みたい、と思い、リノベーション会社を探していました。

ー そこでfujitacaリノベーションが選択肢にあがってきたということですね。

SAEさん:そうなんです。
きっかけはインターネットで調べて出てきたのですが、割と自分の家から近いところにこんな会社があるのか!と思った記憶があります。

そのときは、何社さんかお声掛けをさせてもらい、プラン等の提案をいただきました。
憧れるようなデザインを提案してくださる会社さんもあれば、雰囲気の良い会社さんなど、本当にいろんな会社・担当の方がいらっしゃって。
最終的には、夫婦で「fujitacaさんにお願いしようか」と意見が一致し、お願いすることになりました。

会社選びの決め手は「スタッフの熱量」だった

ー なるほど!今だから聞ける、というのもあるのですが(笑)
なぜ、fujitacaリノベーションを選んでいただけたのでしょうか?

SAEさん:そうですよね(笑)
決め手は「スタッフのみなさんの熱量」でした。

価格やデザイン、担当者の相性など、リノベーション会社を選ぶときには検討するポイントがいくつかありますが、私は「楽しく設計をしてくれそうな方」ということが大切でした。

はじめて、fujitacaリノベーションさんと直接お会いしたときに、私の好きな建築家さんの事例を壁一面にズラッと貼って、いっしょにアイデアを膨らませたり、私の好みや感覚をいっしょに共有してもらう時間がありました。
あのときに「この人たちはすごく熱量をもって仕事をしている!」という感覚があったんですよね。

ー 懐かしいですね!一緒にSUPPOSE DESIGN OFFICEの手がけた施工事例の写真を貼って、あれこれヒアリングをしたことを覚えています。
そのときに熱量を感じてくださったんですね!

SAEさん:そうだったんですよ!
面白い提案やハッとさせられるような提案があると、それはそれですごくステキなんです。
しかし、わたしたちの場合は要望もイメージもある程度固まっていた。
そのタイミングで、とにかく一緒に安心感をもってリノベーションを進められる方とご一緒したかったんです。

田中さんをはじめとして、fujitacaリノベーションのみなさんは相談がしやすかったし、今までリノベーションの経験も豊富な設計士さんがいらっしゃったので、プランの打ち合わせもサクサク進んでいくように感じていました。

あとは、「色や好みの感覚が近い」ことも大切でした。
キッチンがお気に入りなんですが、最初にこのキッチンが良いと思った時に、田中さんが共感してくださったことも印象的でした(笑)

お気に入りのキッチン。天板(ワークトップ)の薄さがスッキリしていてお好みとのこと。

ー ありがとうございます。まさか、わたしたちの熱量だったとは意外な答えでした。
設計・工事期間で印象に残っていることはありましたか?

SAEさん:熱量といっても、どちらかといえば「リノベーションが好きで、リノベーションを楽しんでいるんだろうな」という印象を感じたんです。
今振り返ってみても、同じ温度感でリノベーションに取り組むことができたことは良かったと思いました。

工事期間を振り返ると、毎週現場を見ながら確認会をしたことが印象的です。
モールテックスのキッチンが出来上がっていくタイミングあたりで、いよいよ完成に近づいているんだなぁ…としみじみしましたね(笑)
一緒に完成を楽しみにしている感覚、すごく嬉しかったですね。

もちろん、解体してから分かることもあり、設計時には見えなかった部分の処理や収まり感をどうするか、という話も毎週お会いしていたので安心して判断することが出来ました。
小回りのきくfujitacaさんだからこそ、一歩ずつリノベーションを進めることが出来たのかな、と思っています。

ー プランを決めるときには、ご自身で調べてきたパーツなどを積極的に取り入れたい!とご相談もいただきましたね。

SAEさん:そうそう、施主支給もOKだったことはありがたいと思いました。
小物や色のトーンを統一したかったので、自分でInstagramなどを活用して調べていて、下地などの調整もあるので、都度相談しながらいっしょに決めることができた点は良かったなと思いました。

クローゼットの扉取っ手。ご自身で選んだ真鍮(しんちゅう)デザインです。

「心に残るリノベーション」がこれからの暮らしを豊かにする

ー お仕事でも設計に携わっているということで、リノベーションを通じてなにか感じたことや気づいたことなどはありましたか?

SAEさん
私は普段の仕事で図面を描くことが多く、現場に触れる機会は多くなかったのですが、これから自分が設計を提案する側になったら、きっとこの経験が活かされるんだろうなぁ、と思っています。

途中、DIYにもチャレンジさせてもらいましたが、わたしはこの空間が大好きで。
トイレの壁を自分で塗ったのですが、さらに愛着が湧きましたね。

「ポーターズペイント」を使用した塗装仕上げのトイレ。上品ながらにも光のゆらぎがリラックスさを与えてくれます。

SAEさん:途中で、コロナウイルスの影響で納期などのバランスが乱れたこともありましたし、いえづくりの最中にはいろんなことが起きるのだなと。
その都度、相談しながらもひとつずつ解決することができて、今はすっかり安心してゆっくり暮らすことが出来ています。

そんな経験も、仕事に通じるかどうかは置いといたとしても、勉強になったことは非常に多かったです。
リノベーションはまさに施主との共同プロジェクトだと、改めて思いました。

まさに「おもいで、つくる。」を体感させてもらい、わたしたちも心に残るリノベーションでした。
これからも、インテリアなどを楽しみながら、自分たちが過ごしやすい空間をつくっていきたいと思っています!

ー ありがとうございます!ぜひまたお邪魔させてくださいね!

編集後記

終始和やかなインタビューで、すごくゆったりと時間が流れていきました。

Tさんが仰っていたように、リノベーションはまさに「共同プロジェクトである」と考えています。
ご自身でお住まいになるからこそ、自分たちで家族の意見をまとめたり、方向性を決めたり、あくまで主役はお客さんたちだと、わたしたちは考えています。

わたしたちが仕事と向き合う時に、お客さんの意見がしっかりと出てくることをとにかく重要視しています。
そのためには無理な設計期間を組むことがNGになっていたり、わたしたちが出来ないであろう技量が求められるリノベーションには取り組まないなど、お客さんがしっかりと安心してリノベーションに取り組むことができるラインをこちらから提示しつつ、お客さん自身でいろんなことを判断してもらえるようにサポートしていくような設計スタイルです。

そんなスタイルだからこそ、わたしたちにしかできない設計である、ということも自信を持って言えるのではないかと。

いつまでも、いろんなお客さまのご要望に応えつつも、陰ながら誰かの人生を応援できるような存在でありたい。そう強く思いました。

■撮影協力
Hideyuki Sanada
https://bio.site/sanadahideyuki
https://www.instagram.com/snd_noko/

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