ラフさと上質さが共存する、躯体現しの邸宅|2人暮らし・70平米

「ラフさと上質さを共存させる」。
お客さまからご要望をいただいたときにパッと思いついたのが、この言葉でした。
ご夫婦それぞれのご希望をまとめ、ワンランク上の住まいを目指す。そんなフルリノベーションを実施しました。

コンクリートの質感を味わう躯体現し

リビングに入り、まず目を引くのが、
天井の躯体(くたい)現し。

あえてコンクリートを剥き出しにすることで、
空間にラフさと洗練された印象をもたらしています。

天井が高くなり、
開放感のある住まいへと生まれ変わりました。

シャープなデザインのキッチンがお出迎え

リビングから見渡すキッチンは、
無駄を削ぎ落としたシャープな佇まい。

カウンターには、縦長のタイルを採用。

当初、レンガ張りも検討していましたが、
より空間に馴染むタイルと貼り方をご提案し、
すっきりとした印象に仕上げました。

キッチン全体を白で統一するのではなく、
グレーをアクセントとして取り入れ、
視覚的に落ち着きのあるカラーリングを目指しました。

キッチンは使い勝手を優先し、
『Panasonic Kitchen V-style』の広々としたシステムキッチンを導入。

また、キッチンからは
窓まで真っ直ぐに視界がぬけ、
気持ちの良い景色を楽しむことができます。

日常に自然を。インナーバルコニー計画

こちらのマンションには、
L字型の大きな窓があり、
陽の光がたっぷりと差し込みます。

この特徴を活かして実現したのが、
今回のリノベーションの象徴ともいえる
「インナーバルコニー」。

実は、この空間づくりこそが
お客さまがリノベーションを決意された
大きなきっかけでした。

インナーバルコニーは屋根があるため、
外からの視線を遮りやすく、お手入れも簡単。

一方で通常のベランダと同様に、
自然を身近に感じられ、
窓から覗く新緑や桜が四季を届けます。

また、高い機能性の
インナーサッシを取り付けることで、
外からの音や冷気が室内へ伝わりにくい設計に。

景色を楽しみながらくつろげる、
心地よいヌックスペースへと変化しました。

シンプルな空間に、アクセントカラーを添えて

住まい全体はシンプルにまとめながらも、
各所にアクセントカラーを取り入れ、
ご夫婦それぞれの好みを反映しました。

とあるお部屋は、
オレンジやテラコッタをベースにした色に。

実はこの壁面、
お客さまがDIYにて塗装されたものです。

寝室には、やさしいグリーンを。

心がほっとゆるむ、
やさしいカラーを取り入れています。

また、リビングに面するお部屋は、
グレーを基調としたカラーリングに。

ブルーグレー、ライトグレーなど、
天井の躯体現しとの相性を考慮しながら、
細かな色の違いを見比べて選定しました。

いくつものサンプルをお取り寄せし、
悩みながら決定したアクセントクロス。

色を選ぶ時間もまた、
住まいづくりの大切な思い出として
いつまでも残ります。

ミニマルにまとめた水回り

お風呂や洗面台は、
使い勝手の良さを第一に設計しました。

例えば、
水はねが気になる洗面台まわりにはタイルを貼り、
デザイン性を高めつつ、
じゃぶじゃぶと気兼ねなく使える仕様に。

ユニットバスは
白を基調にできる限りシンプルに。

浴室内の鏡やカウンター台は、全てなし。

暮らしに合わせて、マグネットなどで
カスタマイズができるようにしています。

すっきりした空間に仕上げることで、
一段と掃除がしやすくなりました。

ラフさと上質さの共存へ

今回のリノベーションでは、
お手入れのしやすさと上質なデザインの
両立を大切にしました。

お打ち合わせでは、

「これはお手入れしやすいですか?」
「今の自宅で、ここの掃除に困っているんです」

といったご相談を多くいただき、
fujitacaリノベーションから
積極的にご提案をさせていただきながら進めました。

その中で、お客さまご自身が
納得のいく選択を重ねられた印象です。

具体的な「暮らしづらさ」を丁寧に解決しつつも
画一的な住まいではなく、お好みのデザインへ。

色味の微調整など、
細部までこだわりをもって仕上げています。

肩の力を抜いて過ごせる。
お二人にぴったりのお住まいになりました。

《🏠物件概要》

暮らし構成:2人暮らし
広さ:70㎡(平米)
築年数:40年程度
間取り:4LDK → 3LDK
リノベーション範囲:フルリノベーション

《🛠️リノベ概要》

設計期間 : 3ヶ月
工事期間 : 3.5ヶ月
参考価格 :1,500万円(税込)※市況や仕様によって異なります

■撮影協力
hideyuki sanada
https://www.instagram.com/snd_noko