【お客さまの声】リノベーションは「自分で選び、自分で暮らしをつくる」こと

先日公開したリノベーション事例。
ワンちゃんとともに2人暮らしをしているご夫婦です。

”クールなキッチン”と”小上がり”のRemix|イヌと2人暮らし・70.94㎡

こんにちは。 初夏の暑さを感じながら、リノベーションが終わったお宅訪問へ。こちらのエリアは、スタッフも大好きなエリアで、近所には大きな公園。繁華街から数分歩けば…

打ち合わせ期間は、お二人であれこれ悩みながら、「こうしたいね」「ああしたいね」とたくさんの思いをぶつけてくださったなぁと。
そんなお二人にリノベーションが終わってからインタビューをさせてもらいました。

使いやすさも大切にしながら、デザインを整える

ー リノベーションを終えてからの感想を教えてください。

思い描いていた通りのリノベーション」でした。
普通の間取りだと、ワークスペースとなる洋室は結構広いケースが多いのですが、わたしたちはコンパクトでいいよね。と。

なのでぐんと小さくした分、リビングがかなり広く使えるようになりました。

当時、佐藤さん(弊社スタッフ)とたくさん打ち合わせをして、間取りのパターンも複数出して、小上がりの場所もたくさん悩みましたが、一番広くとれるパターンになったかなと思っています。大満足です。

ー そう言っていただけれ嬉しいです。ありがとうございます。
確かに、打ち合わせ中は本当にあれこれ悩みましたよね。カラーリングの組み合わせとか。

そうそう、小上がりとシステムキッチンのバランスってどうかな~と思ったんですよ。
小上がりは和テイストだし、キッチンはシステムキッチンだと機械っぽいデザインだし、床はナチュラルなイメージで、どうバランスが取れるのだろうと考え悩みました。

でも、小上がりはキッチンから離すことで対比を気にしないようにデザインしてくださったり、畳の色もグリーンからアイボリーへ変更して馴染ませたり。
キッチン周辺は、ブラックやグレーで統一して、そこだけゾーニングをしっかり分けることで、全体のバランスが整ったように感じました。

そこは、設計のときにイメージを膨らませながらも、完成したらどうなるのかドキドキしていたので、風合いをしっかり整えていただけたことはとても安心しました。

ー 暮らしてみて、実際にキッチンなどを使ってみて感じることはありますか?

これ便利だなぁ」と思うことが多かったんですよ。

例えば、キッチン。
ガスコンロを3つ並んでいるタイプにしたのですが、これまた使いやすい。
オシャレなキッチンも好きですが、システムキッチンにしたことで機能性は本当に申し分なく、食洗器も使い勝手が良いです。

吊り戸棚もつけてもらっていますが、最初はいろいろ隠せないかな…って思ったんですが、ちょっとめんどくさがり屋な私は、ササっとものを取れるのがいい(笑)

他にも、収納の扉をロールスクリーンにしたのですが、それも良かった。
普通の扉よりもササっと開けられるし、こういう使い勝手の良さまで考えていただけるのは安心できるポイントだと思います。

リノベーションは「暮らしを考え、つくりあげること」

ー 暮らしやすさも体感してもらって、嬉しいですね。
打ち合わせ期間を振り返ってみてどう感じました?

私たちは、友人にリノベーションをおススメしています(笑)
それくらい、リノベーションという選択肢がとても良かったなと。

自分たちでイチから選んだので、暮らしていて大きなストレスがなかったり、思い描いていた空間が出来上がるので、やっぱり一点モノで楽しいなって思うんですよね。

でも、きっと合う合わないは絶対あるんです。
決まった間取りを使いこなせるライフスタイルも素敵だし、新築の戸建てでもいいですし、自分に合った選択肢がどれなのか?ということに向き合うことも大切なように感じました。

ー 決めごとは多いですし、自分であれこれ調べる必要はありますよね。

そう!だから、わたしたちはリノベーションの知識は素人だったけど、なんとなくこうしてみたいなという思いがあって、そこを佐藤さんからアドバイスもらって取捨選択していくイメージ。
自分で考えさせてくれる」ということがすごくフィットしたと思いました。

収納のサイズから、どこに何を配置するかなど、本当に幅広く悩むことが多かったので、自分たちのライフスタイルを見つめるきっかけにもなったと思います。

ー ライフスタイルを見つめるってすごく大切ですよね。
工事が始まるときに、理想通りできるかなぁ…と思ったりしましたか?

やっぱり、リノベーションをするのがはじめてだったので、自分の理想となる空間が本当に出来上がるのか、どうかなぁ…と思うことは多々ありました。
やっぱりカラーバランスもそうだし、平面の図面を見ながら話し合いをするので、感覚的にどうなのか、って分かりにくいところもあるんです。

リノベーションをするなら、誰しもが同じ悩みにぶつかるのかなと。
でも、気になることはすぐに質問したり、一方通行でなく進めるだけで、安心感というのは変わってくると思います。

マスキングテープを使って窓の位置を考えたり、家具の配置もあらかじめ考えていたので、なるべく「どんな暮らしをするのか」という妄想を描きながら、適切にアドバイスをもらうことで、理想になるべく近づけることができるんだろうなぁと。

対話」させてもらったことが非常に大きかったですね。
やっぱり、自分たちが参加しながら家づくりに取り組めた!という満足感があるからこそ、今も愛着をもって住み続けることができていると思います。

編集後記

終始和やかに打ち合わせを進めさせてもらい、ワイワイしながらリノベーションプランが出来上がったこちらのお客様。

リノベーション後に訪問させてもらうのは初めてでしたが、すごく心地よく、楽しく暮らされている様子で、わたしたちも心あたたまる空間でした。

暮らしていて、特に不便と感じることはない!と仰っていただけたのですが、やはり暮らしの変化には直面しているようで。

ペットとして新しい仲間が増えたりすると動線が変わる。
友達が来た時に、いつもと違う配置でご飯を食べる。など。

ちょっとした変化がちょこちょこ起きる毎日なのだと思います。
そんなときに、作りこみすぎた間取りよりも、少し余白があったり、まんべんなくいろんなものが手に届くような間取りにしたり。

暮らしの変化に対応できる間取りにすることって非常に大切だなぁと思います。

わたしたちは、特殊な間取りや特殊な素材を選んだ時には、「暮らしの変化において影響すること・懸念しておくべきポイント」もしっかり伝えるようにしています。
それらも踏まえたうえで、ひとつひとつのリノベーションの選択を確かなものにしていただきたい。
そんな思いがあるから、納得のいく、そのときは悔いのないリノベーションを実現できるのだと思っています。

これからも対話を続けていきながら、みなさんの新しい門出や暮らしのスタートを応援したいと強く感じています。

(スタッフ阿部)

■撮影協力
Hideyuki Sanada
https://bio.site/sanadahideyuki
https://www.instagram.com/snd_noko/

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