”テラコッタ”の味わいを添えて。|2人暮らし・55.04㎡
2023年に入り、冬がそろそろ終わりを告げそうなとき。
下町にほど近いエリアで、素敵なおうちが生まれました。
このおうちは、築年数もそれほど古いわけではなく、しっかりした造りのマンション。
おふたり暮らしくらいにはちょうどいい広さのお部屋です。
最初、ご相談にいらしたときは「こんな内装がいいなぁ」という思いを胸に、打ち合わせにてたくさんお話させてもらい、理想のおうちに近づけていきました。
バツグンのセンスと感性豊かなコメントから、わたしたちも理想に近づけるためのお手伝いに尽力させてもらいました。
シンプルな佇まいの中に垣間見える個性。
そんな物件を覗いてみましょう。
玄関を抜けると、リビングへ入れるつくりに。
入り口はフロアタイルで重厚感があります。
自転車がお好きということで、リビングに自転車が飾れるように、そこまでのアプローチをフロアタイルで仕上げています。
アクセントとして、玄関側の壁は「テラコッタ」。
塗装仕上げがいい風合いを出しています。
塗装の場合、壁紙よりもデリケートな素材なので、擦れとかがそのまま残ることが多いのですが、それも味になっていく。
アンティークのような風合いを楽しめる方にはおすすめです。
つづいて、リビングへ。
アカシアのような赤みを楽しめるフローリングに仕上げています。
日差しが入ると、赤っぽさがさらにいい印象に…
フックは、自転車が引っ掛けられるようになっています。
照明も、レセップタイプで電球をつけると灯火のように。
天井は、コンクリートのような仕上がりに。
おふたりでたくさん悩みながら選んでもらったクロスは、素材感を楽しめる風合い。
天井の広がりを感じることができます。
リビングを抜けて、寝室やワークスペースに行くことができます。
リビングの壁面の一部は「塗装」です。
クロスとあまり大きく違いがあるわけではないですが、ちょっとした風合いの違いを楽しむことができるようにしています。
全部塗装にすると、お手入れも大変になってしまいますが、部分的に楽しむだけでも素敵な仕上がりです。
テラコッタとアカシアの対比が非常に良いコントラストです。
これから、インテリアや音楽など、お客さま好みのものたちがどんどん加わっていきます。
6月に取材でお邪魔する予定なので、乞うご期待です。