メキシコの風に乗って、旅に出よう|2人暮らし・70㎡

リノベーションが終わったあとも、暮らしの悩みは尽きないもので、
継続的にご相談をいただくことはうれしいこと。

fujitacaリノベーションでご一緒させていただいたNさん夫婦は、メキシコに滞在していたころの風景に思いを馳せながら、こう教えてくれました。

「メキシコに滞在しているときの街並みの色がとても綺麗だったんです。日本とは違った鮮やかな色使いで気分もパッと明るくなるような感覚があって。そんな気持ちを思い出しながら、これからの暮らしを楽しみたいと思っていました。」

そんな思いからスタートしたリノベーションは、お知り合いの設計士さんに相談しながら、fujitacaリノベーションが施工のお手伝いをさせてもらい、リノベーションがスタートしました。

リノベーションが完成してから数年経ちますが、久しぶりにご自宅訪問をさせてもらいました。
異国情緒あふれる空間で、旅に出たくなるかもしれません。

リノベーションが終わった後にプレゼントさせてもらったイラストはこちら。
リビングは広々としており、ベッドルームには決められた仕切りはなく、緩くつながっている空間。
ウォークスルークローゼットがあるので、玄関付近のお部屋へのアクセスも良く、回遊動線になっています。

パッと見るだけでも、さまざまなカラーがあしらわれていることがイメージできるこちらのおうち。
早速、リビングから覗いていきましょう。


明るいリビングは、個性的な小物たちが迎え入れてくれます。
ブルーとイエローを基調としたカラーリングに、優しい色のフローリングが調和しています。

室内に並ぶ小物たちは、Nさんのご趣味で集められたものたち。
ひとつひとつの小物が輝いていて、賑やかな空間の中にどこかまとまりのあるセンスの良さを感じます。


インテリアと小物を調和させるときに、どんなものを選んだらいいか悩む…という声、多いんです。

そんなときは「シンプルなベースカラー + アクセントは室内のカラー」という感じで選んでみましょう。
例えば、こちらのお部屋で言えば、花瓶はホワイトベースにブルーアクセントが入っています。
お部屋にどこか連続性のある小物をチョイスすることで、空間全体が賑やかになりすぎないのです。
ぜひ参考までに。

キッチンカウンターには、タイルをあしらって。
これまたメキシコを彷彿とさせるようなタイルを組みつつ、賑やかになりすぎない絶妙なバランスで調整しています。
タイルの表情がひとつひとつ違うので、まとまりがありつつも手作り感や素材の風合いを楽しむことができますね…


他にも、このおうちではタイルがたくさん使われています。
キッチン横にはニッチ棚があり、ちょっとした小物やスパイスなどの材料を置くことができます。
タイルも壁に馴染むようなデザインにしつつ、表情が見えるタイルをチョイスすることで一味違うキッチンに仕上がりました。


実は、キッチンはメーカー製のシステムキッチンを導入。
使いやすさ・機能性は確保しつつ、キッチン周辺のデザインを整えたことで生活感なく、スッキリとしたデザインに。
こういった工夫は、意外とコストバランスの調整にも一役買ってくれます。

リビングのお隣には、緩くつながるベッドルーム。
カーテンレールがあるので、目線や生活感を隠すこともできます。

ベッド側にはまた違ったブルーの壁がチラッと。夏の青空をイメージさせるような、穏やかなブルーです。


玄関から廊下にかけても、イエローとブルーがメインに。
ミラーやファブリックの表情がとても素敵です。


リビングや廊下以外にも、統一感のあるカラーリングは随所に散りばめられています。
トイレには、アクセントクロスを。奥様もお気に入りの場所のようです。


このおうちの不思議なところは、生活感がありつつも、どこか異国情緒のある場所。
訪問させてもらうたびに、どこか旅へ出たくなるような気がします。

リノベーションは、完成するまではある種の「自分探しの旅」のようなもの。
リノベーションの旅をした後に行き着いた場所は、メキシコの風を感じさせるような、どこか明るい気分になれる場所。

これからも、また旅に出たくなるような気分にさせてくれるかもしれません。
bon voyage!

■カテゴリー フルリノベーション
■広さ 約70㎡(概算で記載しています)
■人数 2人暮らし(ときに3人でお過ごしになることもあります)
■設計期間 3ヶ月
■施工期間 3ヶ月

■撮影協力
Hideyuki Sanada
https://bio.site/sanadahideyuki
https://www.instagram.com/snd_noko/

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