【お客さまの声】デザインも、予算も、タイミングも、すべてを大切にしてこそ「良い暮らし」が見えてくる

こんにちは。
fujitacaリノベーションの阿部です。

先日出来上がったおうちに取材でお邪魔させてもらいました。

事例の概要

ホッとできるね、ロフトのあるリビングで。|4人暮らし・72.63㎡

「お子さんのお部屋をそれぞれつくってあげたいんです。」そんなご相談からスタートしたこちらの物件。 いわゆる、よくある3LDKのマンションの間取りで、お子さんが大きく…


夏休み期間を中心にリノベーションをさせてもらい、新生活がスタートして落ち着いたタイミングで、はじめての訪問。

リノベーションの期間は、いっしょにDIYをしてみたり、ご家族ぐるみで仲良くさせてもらって、わたしたちもとても印象に残っているおうちです。
お子さんたちの元気な姿を覗きつつも、楽しくインタビューをさせてもらいました。

今回は、リノベーションという選択肢に出会うまでの経緯、プランづくりのときに必要なポイント、仮住まいをするからこその悩みなど、リノベーションにまつわる体験談を中心に紹介していきます!

リノベーションという選択肢に出会った理由

ー リノベーション後の暮らしをスタートしてみてどうですか?

Nさん:想像以上に、気分が変わったなぁ、という印象がありました。

まずは、子どもたちが「自分だけの時間や場所を持てたこと」は大きいです。
今までは子ども部屋がなかったので、リビングで宿題をしたり、好きなことをしたり…という時間が多かったのですが、それぞれの部屋がある。
これからの子どもたちのことを考えると、わたしたち両親は子ども部屋を用意したいなと思っていたので、今回のリノベーションで叶って良かったです。

わたしたちもテレワークをするスペースや、寝るスペースができたので、一気に暮らしが変わったような印象がありましたね。

リビング〜和室だったところを、個室と広めのリビング/ロフトに分けました。

Nさん:そして、お部屋全体の雰囲気がガラッと変わったように感じましたね。
もともとダークブラウン系統の家具の色が多かったので、どちらかといえばシックでスッキリした印象。
阿部さんをはじめとして、fujitacaのみなさんにコーディネートしていただいたおかげで、木のぬくもりを感じられるようなテイストになったかなと思います。
ソファはもともと持っていたものですが、雰囲気や色味をうまく合わせてもらって…良かったです。

いまは新しいテイストに馴染ませられる小物を買い揃え中です。まだまだ発展途上ですね…(笑)

ー あれこれ、家具のこともいろいろ考えましたね!(笑)
リノベーションをしようと思ったきっかけを改めて教えて下さい。

Nさん:まず、思い返してみるとリノベーションという選択肢があがったのには理由があって。
子どもが大きくなってきて、子ども部屋を作りたいけれど、今の間取りは3LDK。
4人家族でそれぞれの空間を持つためには4LDKの間取りがいいなぁ、と思っていました。

ただ、ニュースでも結構出ているように、わたしたちがマンションを購入したときと比べて、不動産価格がかなり高騰していたり、再開発等の影響で相場価格の変化も大きかったり…
希望の立地や間取りで自分たちにピッタリの物件もなかなか出てこない。
意外と、自分たちのいまの暮らしにフィットする住まいが見つからなかったんです。

そして、いま住んでいるエリアやマンションがすごく好きだったので、いろいろ調べていたらリノベーションという選択肢に出会いました。
これだ!と思い、ご相談させてもらい、何社さんか見つけてご連絡をしました。


いろいろ大変なこともあったとは思いますが、引っ越しやリノベーション、家具の費用も含めて、これくらいで収まるといいなぁ、と思っていたので、そこにはしっかり合わせることができて良かったと思いました。

「こんな暮らしがしたい」という思いが、予算とバランスを取りながら実現できた

ー 今のおうちをリノベーションして暮らしやすくしようと思ったわけですね。
どんな風にリノベーションを実現させていったのでしょうか?

Nさん:そうですね…。何もかも分からなかったので、まずはいろんな会社さんにご相談に行きながら、自分たちの要望を伝えていきました。

いろんな会社さんのご担当者さんとお話するなかで、fujitacaさんは「予算とプランのバランス」が、わたしたちにとてもフィットしました。

予算とのバランスはもちろんのこと、子どもの夏休みなどとの兼ね合いもあり、工期も工夫する必要があったのですが、できること・できないことをうまく教えていただきながら、自分たちのできる範囲で無理なくリノベーションを実現することができました。

いろいろなリノベーションの事例を見るなかで、なんとなくのイメージは膨らんだとしても、じゃあ実際に使い勝手がどれだけ良いのか、自分たちの家に落とし込むとどんな風に出来上がるのか、といったイメージまではなかなか膨らまなくて。
イメージを具体的に落とし込んでいくために、あれやこれやとメリット・デメリットを説明しながら、ひとつずつプランをいっしょに決めていくことができたことがすごく嬉しかったです。

わたしたちもなんとなく「こんな風に暮らしたいなぁ」という思いがあったので、その要望を伝えながらプランをつくっていたら、結果的に想定の予算に合ってきた、という感覚です。

「ちいさな工夫」が、思いのほか「暮らしやすさ」につながる

ー それは嬉しいお言葉です!出来上がった空間のなかで特に驚いたことはありましたか?

Nさん:実際に出来上がった空間は、リビングが広くなったので驚きでした。
和室を「書斎」と「ロフト」に作り変え、リビングに面した位置につくったので、リビング自体が狭くなるのではないかと思っていました。
ロフトの高さや空間の作り方などをうまく調整いただいて、ロフトの圧迫感を感じないようなつくりにしてもらえたなと思います。


ー たしかに、リビングが広くなったような感覚はありますよね。
実際に住んでみて、便利だったなぁって思うものはありましたか?

Nさん:ハンガーパイプ」がこんなにも便利なものだとは思わなかったです。
これもfujitacaさんから提案してもらったもの。確かにシンプルでよくあるものだとは思いますが、思いの外便利で。たくさん洋服をかけちゃっています(笑)

あとは、「テレワーク用のデスク」を造作してもらえたのも良かったと思いました。
普通のデスクでも使いやすいものはたくさんあると思いますが、お部屋全体に馴染みつつも、デスク幅を自分で調整できたので、少し広めにつくってもらったことが使い勝手の良さに繋がりましたね。


Nさん:予算とのバランスはもちろんあると思いますが、凝ったなにかよりも、ちょっとした工夫やバランスで、デザインも、使いやすさも、暮らしやすさもガラッと変わってくるのだなぁ、という印象を受けましたね。

とにかくバランスよく提案してもらえたことがすごく心強かったです!

今の住まいをリノベーションするからこその大変さも

ー ありがとうございます!いまの暮らしに役立っていると思うと、すごく励みになりますね。
もちろん、リノベーションの期間で大変だったこと、もともとお住まいだったおうちだからこそのこともありましたか?

Nさん:そうですね…、「仮住まいさがし」が一番大変だったかもしれません。
fujitacaさんにも、仮住まい探しのお手伝いはしていただきましたが、子どもが小さいうちはあまり遠くには行けないので、現在の家から近いところのUR物件をお借りすることになりました。

ただ、これもまた運で(笑)
仮押さえをしたり…、いいタイミングで物件に出会えたので良かったのですが、リノベーションのタイミングってこんなところでも大変なのだなと思いましたね。

あとは、仮住まい期間も、普段の引っ越しと同じくらい準備が必要なので、仕事しながら準備したり…っていうのはちょっと大変でしたね。
設計期間自体には、大きな負担なくスムーズに進められた印象では合ったのですが、その他の準備で結構時間を取られることがあったので、やはりリノベーションの期間は余裕をもつことがとても大切だなと思いましたね。

ー そうですね。仮住まいやローンなどのお手続きは思ったより時間がかかりますよね。

Nさん:そうなんです。
なので、なるべく負担の少ない夏休み期間を中心に、リノベーションの工事期間を組んでいただきました。おかげさまで少しは楽だったかなぁと。
これからリノベーションをされる方にはお伝えしたいですね。私たちの周りにもリノベーションに興味のある方は多いので、時期などはしっかりと考えていく必要があるなと思います!

ただ、今回のリノベーションで、新しい暮らしがスタートできたのは本当に良かったので、タイミングを選びながらも、自分たちが納得できるようなリノベーションができると、とても良いと思います。

編集後記

取材を行うなかで、インタビューの内容には出てこないところで、ご家族が楽しく過ごされていることがすごく伝わってくるなぁと感じました。

はじめて、ヒアリングでお邪魔したときのことを思い出すと、リノベーションをしなくとも既にステキな空間だったけれど、リノベーションという選択肢をすることで、おうちの空気がなんとなく、もっと風通しのよい空間になったような。

ポイントポイントでお邪魔させてもらっているせいなのか、なんだかご家族の笑顔がより柔らかく見えるような気がしました。

わたしたちのリノベーションは、派手でもなければ、凝ったこともしない。
だけれども、必要とされる人たちにちゃんとお届けをしたい。

そのためには、デザインも、予算も、タイミングも、いろんなことを大切にしながらいっしょにリノベーションのプランを考えていくことが大切。
そう思えば思うほど、これからもささやかな楽しみや暮らしの楽しさを、fujitacaリノベーションを通じて感じてほしいと思う取材でした。
よりいっそう頑張っていきます。


■撮影協力
Hideyuki Sanada
https://bio.site/sanadahideyuki
https://www.instagram.com/snd_noko/

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