【お客さまの声】たくさん悩んで手に入れた”フィットする暮らし”とは

こんにちは。
fujitacaリノベーションスタッフです。

先日、すこし前にリノベーションのお手伝いをさせていただいたお客さまのおうちにお邪魔しました。
こちらのおうちは、設計スタッフの田中がメインとなり担当しまして。
今年の春先から新しいお住まいに移ることができるように、計画を進めていました!

秋に差し掛かるころ、新生活も少し落ち着いたタイミングでお邪魔させてもらい、ステキな新居にてインタビューをさせてもらいました。

今回は、Kさん・Yさん ご夫婦(娘さんも!)にお話を伺いました。

こだわりの「DIY」と過ごす家|3人暮らし・84.42㎡

「日曜大工が趣味なんですが、いっしょにDIYとかできませんか?」 はじめて、Hさんご夫妻とお話したときに、ちょっとこんな話が出ていました。わたしたちも初対面(オンラ…

リノベーション済みの空間をちょっとだけ自分好みに

ー お引越し落ち着いてから、はじめてお邪魔させてもらいます!
新居での生活がスタートして、いかがでしたか?

Kさん:引っ越しをしてから快適に過ごすことができています。
前のおうちは、少し狭いおうちだったので、新しい家ではのんびりゆっくりできるのがいいですね。
自分たちの好きな家具とうまく調和した空間でリラックスできています!

まだまだ家具はこれから…っていう感じでがらんとしているのですが(笑)
前住んでいた家から持ってきた家具を置きつつ、お気に入りの畳スペースでゴロゴロしています。
畳の空間があって、本当に良かったです。

リビングからつづく畳の空間。最近のマンションでは畳も少なくなってきました。

ー 快適に過ごされているとのことで、嬉しく思います!
たしかに最近のリノベーション済みマンションでは、畳部屋をあえてなくす、というプランも多いですよね。
リノベーションをされるときから、畳ほしいって話は出ていましたよね。

Kさん:そうなんです。
新しい住まいを探しているときに、今のおうちに出会ったのですが、少し古めの建物でいわゆる「リノベ済み」の物件でした。
今すぐにでも住めそうな内装だったんですが、私はもう少し味のある雰囲気にしたいなー、と思っていて。
私自身は、今にも朽ち果ててしまいそうな古民家とかみると、ちょっと惹かれたりしちゃいますね(笑)

(ここで、娘さんも「街を歩いているとそういうおうちよく見てるよねー!」と一言 笑)

Yさん:そうそう、ふたり揃ってアンティークや古道具のようなものは好きなんですよ。
でも、私は住まいの空間自体は少しキレイな空間がいいな〜と思っていて(笑)
家族で話し合いをしながら、リノベ済みの物件をもう少しだけリノベしてみる…という選択肢に落ち着きました。

ー なるほど!そんな経緯があったのですね。

Kさん:そうなんです。
リノベーションを行うにあたって、いろんな会社さんにも出会いました。ショールームがステキなリノベーション会社さんもあるなかで、fujitacaリノベーションさんを紹介してもらって。
このリノベ済み物件をどうやって自分好みにしていくのか、というのが重要なポイントでした。

Yさん:住まいの計画はどうしても予算との調整が必要になってくるので、わたしたちのなかでは「こだわり・こうしたい!という思いをどこまで予算に合わせていけるのか」というのがポイントでした。
少し閉塞感のあるキッチンを広げたり、リビングはお気に入りのフローリングを実現したいなと思ったりしていて…。

Kさん:fujitacaさんに提案をいただいたときに、自分たちの好みをバランスよく取り入れてくださって、デザインと予算のバランスをしっかり取ってくださることに対して、頼もしく感じました。

デザインとコストのバランスを見ながら…心地良い暮らしを

ー ありがとうございます!デザインと予算のバランスは非常に大切です。
例えば、どんな提案で「デザインと予算のバランス」を感じることができたのでしょうか?

Kさん:例えば、「キッチンを再利用する」こと。
キッチンは、まだまだ使えるようなキレイなキッチンで、レンジフードや水栓などを再利用させてもらうことにしました。
キレイなおうちを全て壊してキレイサッパリ作り替えというのも気が引けたので…。

キッチンはお好みのデザインに。レンジフードや水栓などは再利用して組み合わせ。

Yさん:そうそう。ドアやフローリングも部分的に残しました。
それでも、優先順位の高いリビングや和室の畳、フローリングなどはしっかりとリノベーションをさせてもらって。
エコに進められたのも嬉しいポイントでした。

Kさん:いまの間取りを活かしつつ、「パントリーをつくる」ときにも、「使い勝手を重視して広げてみませんか?」という提案があったり、コンセントの位置なども使い勝手に合わせて、こちらからお願いしたことに対して柔軟に対応いただけたことも嬉しかったです。
本当に、随所にいままでのご知見を活かした提案で、うまくコストバランスを見てくださったかなぁと思います。

もともとの空間は、右側の棚くらいの広さしかなかったのですが、左側部分まで収納を広げました。

ー 実際、リノべ済みの物件を少しだけリノベする、っていう相談は確かにありますね。
パントリーの提案のときも、コンセントを中に入れたり、人が入れる広さに少し広げて調整したり、なんてことはやったりしましたね。

Yさん:冷蔵庫がやや小さめなので、冷凍庫をパントリーに置いているんですが、これも便利で。そういった暮らしやすさをしっかりと実現してもらいました。

たくさん悩んだこともDIYもすべて「おもいで」

ー 実際、設計の期間を思い出してみてどう感じていますか?

Yさん:あのときたくさん悩んで大変だったけれど、悩んだぶんだけの実りはあったかなと思っています。
わたしたちだけでは決めきれないこと、あれもこれも悩んだのですが、決断しにくいときに、田中さんにメリットデメリットをしっかり伝えてもらったり、こんな方法がありますよ、っていう提案に助けてもらうことが多かったです。

Kさん:それでも、思ったよりリノベーションは「決めることが多い分野」だなぁ、と思いました。ひとつプランを変えるだけで、いろんなことを検討しなければならなかったり、数センチの世界をいっしょに悩んだことも覚えています。

ー 本当に決めごとが多いですよね。リノベーションって…
そんな決めごとをこなしていくにあたって、良かったと思うことはありましたか?

Yさん:その都度図面を用意していただいたり、わたしたちもイメージはしやすかったと思います。ショールームも要所要所でいっしょに見に来ていただいたり、わたしたちが分からないところをしっかり情報提供くださったことも心強かったです。

Kさん:そして、自分たちでもよく調べましたね。
いただいた情報からどうするか?っていうのを考えるのは、家族でじっくり考える必要がありましたし、最終的には自分で決めていかなければならないと思うので、設計の時間は余裕をもってじっくり時間があったほうが良いと思っています。

ー まさに、いっしょになって家づくりを進めていった感覚がありましたよね。
おもいでづくりのDIYにもチャレンジいただきましたね!

Kさん:そうなんです。DIYもすごく印象に残っています。
躯体を見せることで、素材感を楽しみたい!と思ってトライしたのですが、思ったより大変でしたね。
田中さんにもお手伝いいただいたのでとても助かりました。
道具などもありがとうございました!

クロスはがしのDIYで躯体現しを実現。思いのある一角になりました。

てづくりの棚を取り付けたり、いろいろ取り付けるにあたってご協力いただいたことも思い出に残っています。

キッチンには、Kさんお手製の頑丈な棚が!てづくりの棚を組み合わせて、世界に一つのキッチンを。

ー 本当にみなさんの色がでている空間に仕上がっていますね!
これからの暮らしもワクワクですね。

編集後記

リノベーションは、決めごとも多く、設計期間はいろいろ悩むので大変!という印象は多いのですが、リノベーションが終わってからが本番だったり…と思っています。

リノベーションで作りこむのも良しですが、弊社のリノベーションを依頼してくださる方は割とインテリアや小物など、自分の持っているものもいっしょに主役にしながら暮らしていく。
そんな一面を垣間見れる瞬間が多かったりします。

Kさん・Yさんも、学生時代から大切に使っているテーブルから、少し奮発して購入した棚まで。
幅広い家具を組み合わせながら、好きなものに囲まれて暮らしている様子をひしひしと感じることができました。

ある意味、新旧をうまく融合していくことが難しい領域でもありますが、感じ良く楽しく暮らしているご様子がうかがえて、わたしたちも嬉しい気持ちになりました。

リノベーションは、リノベーションをして終わり、ではなく。
そこから新しい暮らしがスタートします。

これからも、お気に入りのものに囲まれつつ、時代とともに心地よく暮らしを変えていくKさん・Yさんファミリーの暮らしに、乞うご期待ですね。
またいつか、お邪魔させてもらいたいと思っています。

(スタッフ阿部)

■撮影協力
Hideyuki Sanada
https://bio.site/sanadahideyuki
https://www.instagram.com/snd_noko/

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