グレージュで、穏やかな暮らし|2人暮らし・62.4㎡

リノベーションをしていると、「オーク」「ウォルナット」「チーク」といったフローリングの種類がたくさん出てきて、どんな色味にしたらよいのか?とご相談をいただくことが多いのですが。

今回のリノベーション事例のテーマは「グレージュ」。
木っぽさ、というよりは、グレーやベージュのテイストを中心に、なんだか心がホッとする空間。
その空間にいるだけで、とても心が穏やかになるような、不思議なおうちを紹介します。

このおうちのメインは、リビングとキッチン。
カウンターもグレージュテイストのデザインをチョイスしながら、キッチンもグレーベースの壁紙で整えています。

キッチンに使われている壁紙は、コンクリートの風合いを感じるような、柔らかい表情のあるデザインに。
お二人の好みでチョイスしてもらいました。


似たような壁紙でも、種類は無限にあるので、じっくり悩んでいただきました。

そして、キッチンをよく見てみると、なにやらガラスがありますね。
これはキッチンの見通しをよくするための工夫です。


キッチンの構造上、どうしても開放感のあるキッチンにすることが難しい場合があります。
そんなときに、キッチン前をガラス張りにすることで、少しでも開放感を…という提案をさせてもらっています。

おかげさまで、こんなにもキッチンの抜ける感じが素晴らしい!

ちなみにキッチンの後ろには造作のカップボードをつくっています。シンプルなつくりでお客さまにも大変好評です。


扉がないぶん、可動棚とカウンターを組み合わせてシンプルにつくっているので、お好みの使い勝手に合わせて設計しやすく、さまざまな使い方にアレンジすることも可能。

つづいて、リビング・ダイニング。

ダイニングはキッチンの横にあるので、料理しながら会話もしやすく、楽しく過ごせそうです。
ガラス張りのおかげで開放感に溢れたキッチンにはなりますが、むしろ常にキレイにしてよう、という気持ちになります、とお客さまから教えていただくことも多いです。

グリーンがバランスよく配置されており、穏やかなグレージュとともに安らぐ空間に。
ペンダントライトなどの照明がお部屋全体の良いアクセントになっています。
(こちらもお客さま自身で選ばれたもの。センスが素敵ですよね!)

リビングのところにはワークスペースがちょこんと。
リビングとシームレスにつながるワークスペースは使い勝手が良さそうです。

もともとここは収納スペースにもなっていた場所で、壁を取って、おこもり空間のようなワークスペースに。
可動棚には本をたっぷりしまえます。

色味も統一されたこの空間。
お二人のセンスが光るインテリアや小物に囲まれ、さらに心地の良い空間になっています。

お二人は、旅行から帰ってきても、つい「かわいい~」とつぶやいてしまうそうです。
それくらいお気に入りの場所になっていると思うと、fujitacaスタッフ嬉しくなっちゃいますね。

これからもお二人で仲睦まじく!
素敵な暮らしを。

■リノベーションの内容
面積: 62.4㎡
間取り:  3LDK→2LDK、2人暮らし
工事内容: リビング~キッチンの工事(キッチンは交換なし)
費用目安: 500~600万円(税込)
設計期間: 1.5ヶ月
施工期間: 2ヶ月

■撮影協力
Hideyuki Sanada
https://bio.site/sanadahideyuki
https://www.instagram.com/snd_noko/

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