間取りを変えなくたって、良いじゃないか。|3人暮らし(55.88㎡)
オフィスからほど近いエリア。
線路沿いの少し大きめのマンションでリノベーションのご依頼をいただきました。
オフィスから近いということもあり、わたしたちも非常に馴染みのあるエリアにて。
リビングを中心としたリノベーションのご相談。
内見したときのお客さまの印象は「少し窮屈な感じ」。
そのまま暮らせるような間取りではありましたが、ところどころ気になるところが。
今回のリノベーション、間取りはほとんど変えていません。
それでも、お悩みポイントをガラッと変えられるような、ちょっぴり魔法のような、リノベーションのはじまりです。
もともと、リビングに面していたキッチンは、配置を変えず、吊り戸を取るかたちで開放感を。
キッチンも、ホワイトベースに整えることで、空間全体の圧迫感をおさえるようにしています。
シンクもホワイトで統一するだけで、スッキリとした印象になりますね。
おとなりのカップボードもホワイトで統一。
キッチン天井には、木目調のクロスで仕上げ。
お気に入りのペンダントライトはお客さまと一緒に決めていきました。
これが夜になるとまたいい雰囲気になってくるんです。
リビングのお隣は、子供部屋に。
こちらも、大きく間取りは変えていませんが、もともと1枚のドアで完全個室に分かれていた空間です。
引き戸なので、オープンに使いたいときはオープンでも良い。
プライベートに使いたいときは、引き戸を閉めて使いましょうか。
お子さんが独立したときも、リビングと一体的に使うことができるので、これからの暮らしも見据えた間取りとして使うこともできますね。
Aさんご夫婦は、リノベーションをしてから、「いまキレイに使っているからこそ、これからももっとキレイに使い続けたいし、家具も工夫したい」と仰っていました。
リノベーションをきっかけに、誰かの新生活を後押しできていると思うと、嬉しいものです。
間取りを変えなくたっていいじゃないか。
リノベーションって、いろんな考え方や切り口があって。
お客さまにとっての要望や悩みが解決されて、良い暮らしになれば、それはもうステキなリノベーションなのです。
わたしたちも勉強になったリノベーション物件でした。
これからも、心地よい暮らしを。
■面積 55.88㎡
■設計期間 約2ヶ月
■施工期間 約2ヶ月
※部分リノベーションのため、水回りや建具の一部は残しています。
↓キッチンリノベーション・リフォームの費用に関する記事はこちら
■撮影協力
Hideyuki Sanada
https://bio.site/sanadahideyuki
https://www.instagram.com/snd_noko/