【DIYチャレンジ】タイル貼りにトライしてみた
こんにちは。
fujitacaリノベーションスタッフの阿部です。
先日、タイルDIYにチャレンジしてみました。
一見、タイルって簡単そうに見えて、わたしたちも「貼れるっしょ!」という意気込みでしたが、意外と難しい。
お客さんと一緒にやってみて感じたこと、面白かったこと、注意したほうがいいことをまとめてみました。
目次
タイルDIYにチャレンジしたい…というお客さんが!
弊社のリノベーション事例でたくさん登場する、仙川のサロン「L’atelier blue(アトリエブルー)」。
オーナーのSさんに髪を切ってもらっていたところ、「ここにタイル貼りたいんだけど…」という相談が来ました。
場所は、こちらの奥にある棚の下部分。
オープンから数年、ちょっとずつ手を加えていきたいというオーナーの希望もあり、こちらにDIYを施すことにしました!
タイルDIYに必要な日数はどれくらい?
タイルDIYをするために必要な期間はどれくらいかというと…
■スケジュール1日目
①壁の下地を整える(30分程度)
②接着剤を調合し、壁につけながらタイルを貼り付け(1〜2時間程度)
③タイルをカットして貼り付けが必要な場所はカットして貼り付け(1時間程度)
④タイルの隙間に入れている仮止め材を抜いて、乾燥(中1日くらいあける)
■スケジュール2日目
⑤接着されているか確認し、取れているところは剥がして修正(30分程度)
⑥タイルの隙間に目地材を入れて、隙間を埋めていく(1〜2時間程度)
⑦目地が固まったら拭き取って終了(1時間程度)
このようなスケジュールでした。
3〜4時間程度の作業スケジュール×2と、乾かすために1日、合計3日間は必要です。
なお、面積はざっくり畳2枚分くらいだと思ってもらえたら良いです。
必要な材料・人手はどれくらい必要?
■必要な材料
①ブルーシート
→結構、汚れます。目地材や接着剤はベタベタになります。
②マスキングテープ
→壁などに接着剤がつかないように養生をしておきます。
③タイル・接着剤
→タイルはネットなどでも買えます。が、形状によってはカットがしづらいものもあるので、設計士に相談するのも良いでしょう。
④目地材(タイルの隙間を埋める材料)
→粉タイプになっていて、水を加えて練って作ります。色も数色あります。
⑤コテ・コテ板
→接着剤や目地材を伸ばすために使う、パレットとはけみたいなものです。
⑥目地の隙間を固定するプラスチックの板
→目地の幅に合わせて、2mm〜5mmくらいで。
⑦タイルカッター
→タイルをカットするために必要な工具。電動タイプor手動タイプがあります。
⑧スポンジ
→目地を拭き取るときに必要です。汚れるので結構な量用意しましょう。
※面積によっては「レベラー」を使って水平線を取る場合も
これくらい必要なものがあります。
■どれくらい人手が必要?
①接着剤・目地材作る人、②貼り付ける人、③カッターでタイルをカットする人
と考えると3人くらいいると安心です。
早速タイルDIYをしてみましょう
材料を揃えたら、早速タイルDIYをスタートしましょう!
貼り出しのラインを決定したら、下からひたすら貼っていきます。
一番、真ん中の基準を決めて、ど真ん中にタイルを。
そこから、ずらしながら貼り合わせをしていきます。
今回は「馬踏み目地」という貼り方。
レンガ貼りでよく見かける貼り方ですね。
タイルが互い違いに貼られるので、馬の足跡のように交互に並んでいる様子から「馬踏み目地」と呼ばれているらしいです。
このとき注意したいのが、「目地=スキマ」の作り方。
目地なしで貼るのもひとつですが、目地を入れるとアクセントになるのと、タイルのカラーリングが際立ちます(余白ができるので)。
今回は、3mmで目地を作りましたが、スキマがしっかりと作られるように、発泡スチロールの板を切り刻んで挟んでいます。
ちなみに…とっても散らかります。
お恥ずかしいくらいに散らかります。
タイルカットが、結構難関な作業です
すべて貼り終わると、そのあとはタイルをカットしてスキマを埋めていきます。
スキマのサイズを測って、ウィーンと切っていきます。
ポイントは、①刃は切れ味の良い新品を、②カットはかなり粉が飛ぶので汚れてもいい服装、③息苦しくなるのでマスク必須、④ゴーグルも必要かも(今度は絶対用意する)
慣れればうまく行くのですが、結構大変でした。
カットするときは、音もすごい。ギュイーンという音が部屋中に響き渡ります。
そして、貼り合わせられたタイルがこちら!
オーナーのSさんは、ちょっとお疲れなようで「もうこれでも十分かも(笑)」と言いながら、完成イメージがしっくり来ていたようです。嬉しい!
上部については、カットが結構難しいので、今回は見えにくい場所ということで、スキマをつくることにしました。
サイズをぴったり作るには結構難しいことがよく分かりました。
設計時にタイルに合わせて寸法をつくるのもひとつですが、今回の場合はカウンタータイプになるので、あまり高さを変えすぎても…というのもあります。
設計の段階から、タイルを貼る場所については、高さをうまく調整できるように検討しておくと良いでしょう。
十分乾いたら「目地入れ」をスタートします
十分に乾かしていったら、目地入れをはじめます。
目地とは、タイルのスキマ部分です。
目地入れはとっても簡単。
バケツに粉状の目地材を入れて、ちょっとずつ水を足して、ゆるくしていきます。
固すぎると塗りたくれないし、ゆるすぎると固まらないので、塗りやすそうだなぁと思う量に調整していきます(基本は、袋に書かれた作り方で大丈夫です)。
目地は結構数十分で固まりだすので、タイルに塗ったら、早速拭き取ります。
スポンジでササッと拭きながら目地を埋めていきます。
タイルに目地材がちょっとつくとヴィンテージっぽくなるので、今回はオーナーさんの希望もあり、あまり綺麗に磨かずに置いてみました。
タイルDIYで雰囲気がグッと変わりました
見事完成!
3日かけて頑張った甲斐がありました。
タイルにしか出せない、全体のアクセントがお部屋を引き締めてくれます。
思ったより、タイルDIYは難しい+日にちもかかるのですが…
ちょっとトライしてみたい!という方は気合い入れてやっていきましょう。
fujitacaリノベーションでは、タイルカッターなどの道具もちょこちょこ貸出できるので、一緒にDIYチャレンジしたい!という方には是非もってこいの内容です。
これからもDIYチャレンジ、取り組んでいきます!
↓ヘアサロンの事例はこちらから(タイル貼る前です)