ホッとできるね、ロフトのあるリビングで。|4人暮らし・72.63㎡

「お子さんのお部屋をそれぞれつくってあげたいんです。」
そんなご相談からスタートしたこちらの物件。

いわゆる、よくある3LDKのマンションの間取りで、お子さんが大きくなったタイミングでリビングの配置をうまく変えられないか?というご相談がありました。

住まいの悩みもあれこれとあるなかで、優先順位をつけて、たのしい暮らしに近づけるためには何ができるのか…。
いっしょに考えながらも、お客さんのアイデアを大切にしながら育んでいったおうちです。

今回は、主にリビングダイニング・和室を中心としたリノベーション。
いわゆる部分リノベーションに該当しますが、リビングを変えるだけでも暮らしがガラッと変わる。
そんなことを感じさせられる空間になりました。

さて、紹介していきますね。

リビングのドアを開けると、ふわっとあたたかい空間。
メープルの木目を中心に、柔らかい風合いの雰囲気で揃えています。

今回は、わたしたちが家具や照明プランのお手伝いをさせてもらっています。
家具のチョイスは、どちらかといえば、日常的に使いやすいブランドをセレクトしました。

ダイニングテーブルは、unico(SIGNEシリーズ)
木目の風合いが、オーク材とはまた違う柔らかさがあって、メープルの床材によく馴染みます。
こだわりの無垢材テーブルなどもたくさんありますが、お手入れや輪染みなどのことを考えると、比較的手入れのしやすいシリーズということで、今回はこちらを選びました。

他にも、無印良品・IKEAなどの家具や照明、カーテンなどを組み合わせながら、色味を統一させた空間に仕上がっています。
メープルの床材が馴染みやすい、グレーやクリーム系のテイストで整えており、アクセントにチャコール・ブラックを使っています。

リノベーションの話に戻ります。
今回のリノベーションでは、既存のドアやキッチンカウンターはそのまま活用しています。

リビングにアクセスするドアは、もともとあったドアを活かして。
キッチンカウンターももともとあったものをそのまま活用しており、家具や床の色合いに合わせてうまく馴染ませています。

リビングのドアは既存をそのまま活用。ホワイトベースのカラーなので使いやすい色でした。

リビングの奥には、壁に沿って造作のテレビボードとデスクが並んでいます。
床の風合いに近い素材を組み合わせて、お部屋全体が広く見えるような配置に。
奥さまがテレワークをするときにも、快適に使うことができているようです。

もともと、リビングの壁面にはエコカラットが貼られていたので、これはそのままに。

お部屋の奥には、メインシンボルのようなロフトがあります。
もともとは、リビングに面していた和室だったこの場所。
あまり使いこなせていなかった…という和室を思い切って作り変えました。

ロフトの上部分は、寝る空間としても活用しつつ、お子さんたちが楽しく遊んでいる空間にもなっているそう。
ロフトの下部分は、収納に活用してもらっています。
収納はやや天井が低めになっているので、日用品のストックやあまり出し入れの多くないものをしまっているそうです。

ロフトの上は畳敷きにしているので、心地よく寝ることができそうです。
のんびり読書をするのも楽しい空間ですね。

ちなみに、ロフトの壁面はご家族のみなさんといっしょにDIY。
わたしたちも一緒に取り組ませてもらいました!これもまた思い出づくり。
いつか「ここはパパが塗ったね!」なんて、思い出話になったら嬉しいです。

DIYの模様はYouTubeのショートにも掲載しています。
ご家族みんなでワイワイと。

ちなみに、ロフトのお隣は新しく旦那さまの書斎・寝室スペースを設けています。
これで、4人家族のみなさんがそれぞれのスペースや空間を持つことができました。

テレビ会議がバッティングしたとしても、個室があると安心ですね。
ロフトの横に扉があり、そこからアクセスできます。

もともと、ロフト部分には和室がありましたが、和室の一部をロフトと書斎に切り替えたことで、空間は増えたけれど、結果としてリビングは広くなりました。

ちなみに、もともとあった洋室はほとんどリノベーションをせずに、お子さんのお部屋に。
ただ、せっかくのリノベーションの機会。お子さんのお部屋もなにかできないか…と考えて、思いついたのは「水で貼れる壁紙”hattan”」。
こんなにもかわいい柄をいっしょにペタペタ貼ったのです。

これをするだけでも、なんだかいっしょに家づくりをした気分になりますね。

https://kabegamiyahonpo.com/products/list.php?category_id=2523

ご要望を叶えつつも、すべてをリノベーションしなくてもちょっとの工夫だけで暮らしががらっと変わる。
少し棚板の位置を変えたり、ハンガーパイプをちょっと取り付けたり、事例のなかでは見えないところにも工夫を凝らして暮らしやすく。
もともと住んでいた家だからこその「こうだったらいいな」をカタチにしていきました。

今日もおうちからはお子さんたちの愉快な声がきこえてきそうです。
いつまでも、楽しく、あたたかいファミリーで!

■面積 72.63㎡(そのうち、施工はリビング・ダイニングを中心に)
■設計期間 1.5ヶ月
■施工期間 1.5ヶ月
■費用目安 600万円(仕様によって異なります)

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■撮影協力
Hideyuki Sanada
https://bio.site/sanadahideyuki
https://www.instagram.com/snd_noko/

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