【間取り解説】回遊動線の間取りを見てみよう
こんにちは。
fujitacaリノベーションスタッフの阿部です。
先日できあがったおうちのコラムを公開しました。
題して、アフターコロナの「暮らしやすい」いえづくり。
生活様式がガラッと変わったタイミングでのリノベーションです。
玄関近くの洗面台、玄関土間スペースで宅配便などの荷物置き、ウォークスルークローゼットで風通しと外部からのウイルス対策などなど…
新しい生活様式だからこそ必要な間取りを盛り込んだお客さま宅です。
なかでも、今回は「回遊動線」をつくりました。
回遊動線を中心に、どんな間取りに仕上がったのか、普通の事例よりも少し細かく見ていきたいと思います。
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まずはリノベーション前の間取り。
どんな間取りだったかと言うと、いわゆる一般的な3LDKマンションの構造です。
築年数は十数年で、そろそろ床が傷み始めたり、クロスが少し弱くなってきたり。
そんなタイミングでのリノベーションのご依頼でした。

そこから、新しくリノベーションされた後の間取りがこちら。
回遊動線を取り入れた間取り(矢印部分)になっています。

部分的にどんな間取りになっているのか、少し細かくみていきたいと思います。
ウォークスルークローゼットの間取りを、もう少し細かく分解するとこのようなかたち。
番号の順番で撮影を行っています。
撮影した場所ごとに解説していきます。

①玄関を左に曲がるとウォークスルークローゼットへ

②玄関の裏側には奥まった収納スペースをつくる

③トイレ〜脱衣室側通路にも収納たっぷり

④脱衣室側から玄関側には壁面いっぱいの収納スペース

⑤脱衣室側から家事スペースへ「洗濯動線」をつくる

⑥脱衣室を出ると廊下につながり洗面台へ

廊下スペースも余すことなく使っています。
回遊動線のデメリットは、通路が増えるのでお部屋が狭くなりがちです。
ただ、廊下をただの通路だけにしてしまうよりは、洗面台やトイレの動線を兼ねつつ、今回は壁面にたっぷり収納を設けることで収納量もUPとなりました。
回遊動線もうまく配置を工夫することで、限られた間取りでも有効活用して使うことができます。
必ずしも、どのマンションにも回遊動線が当てはまるわけではないので、暮らしの悩みや要望を中心にフィットするか、いっしょに検証していきましょう。
回遊動線の間取りはYouTubeのショートでも公開しています。