喫茶フジタカ #1「喫茶フジタカで話す『対話すること』が大切な理由」
はじめまして。
fujitacaリノベーションのスタッフ阿部です。
突然ですが、「喫茶フジタカ」をはじめました。
といっても、喫茶店を本当に開くのではありません。
「喫茶フジタカ」という架空の喫茶店に集う人たちが、あれやこれやといろんな話をする場所にしたい、ということで。
日々いろんな方々とお話しした内容を、こちらで紹介していきたいと思います。
テーマは、いろいろ。
会社の話、組織の話、プライベートの趣味の話から、ちょっとしたリノベーションの裏話。
真面目に政治の話や経済の話だってしちゃうかもしれません。
ゲストもさまざま。fujitacaリノベーションを取り巻く環境で起こるありとあらゆる話をこちらで繰り広げていきたいと思います。
喫茶店で、隣の人の会話が聞こえてきて「クスッ」と笑ってしまうように。
ちょっとコーヒーを飲みながら、ゆっくりと読んでみてください。
はじめに:スタッフの自己紹介
まずは、自己紹介。
fujitacaリノベーションは、東京・杉並にある「藤孝建設株式会社」という会社で、創業は50年近くにもなります。
もともと、町の工務店という感じでしたが、現在の代表が家業を継ぐかたちでリノベーションをスタートし、そろそろ5年過ぎというところでしょうか。
全部でスタッフは5人。リノベーション部隊には3人います。
プロフィールは、公式サイトに隠れていますので良かったら。
今日は、そんなfujitacaの代表(そうしさん)が、喫茶店に来ました。
喫茶フジタカをはじめた理由
阿部くん:いらっしゃいませ〜。って言ったほうがいいのかな(笑)
とりあえず、なんで「喫茶フジタカ」とやらをはじめようと思ったの?
そうしさん:ちょっと面白いね(笑)
「喫茶フジタカ」は思いつきだよね。
日々仕事をするなかで、社内のミーティングでスタッフとたくさん話をしている。
このミーティングの内容って、いろんな話をするんだけど、僕たちだけで話を留めておくのはもったいないと感じたんだよね。
あんまり表に出てこないような話も、きっと聞きたい人がいるんじゃないかって。
少なくとも、自分はそういう話を聞いてみたいなと思ったんです。
阿部くん:確かに、普段仕事してても、そうしさんから「世の経営者ってどういうことを考えているんだろう」って話が出るよね。
しかも、本に書いてあるようなことよりももっと身近な話題を知りたいって。オフィスのゴミ捨ては僕がやってますとか(笑)
そうしさん:そうそう(笑)
きっと、ときにドロドロしていたり、カッコ悪いところもたくさんあるはずなんだよね。
美談だけではないからこそ、僕たちもそんなことをありのままにお伝えしていたいなと思っています。自分たちの思考の整理になるし。
阿部くん:それはあるよね。日々の仕事になんだかんだ追われて、走りながら考える状態だしね。
最近、表に出てこない話で印象的なものってある?
そうしさん:いっぱいあるけれど、最近は改めて「スタッフと話すことが大切」って思うようになったかな。
今までは、ミーティングらしいミーティングはしてこなかったんだよね。正直、物件の進行度合いを確認する程度で、何かあったら状況を把握して対処する感じ。
でも、これからの時代は進捗確認とかしてても、いろんなことに置いてかれるような気がしているんだよね。
阿部くん:確かに、当時はスタッフ2人でリノベーションをずっとぐるぐる回している感じで、それぞれが個々に案件持って、それぞれが動いて、お互い大変だね〜みたいな。
いろんなことに置いていかれる感覚はどこで感じたの?
そうしさん:とにかく「情報をアップデートしていかないと難しい」って思うんだよね。
何に置いていかれる、って言語化するのはまだ難しいんだけど、今までのやり方で仕事をしていると、誰かが置いてけぼりになったりするだろうし、会社が世の中から置いてけぼりになったりするのかもしれない。
大きな組織を離れて、fujitacaで試行錯誤しているうちに、もしかしたら何かを忘れてきてしまったような感覚があるかも。
最近思うのは「同じ組織で働いているのに相手のこと知らないって怖くないか?」って思う。それに気づいちゃった(笑)
たくさん喋ってくれるスタッフが現れたからこそ、感じたんだよね。
阿部くん:それって僕のことですか?(笑)
そうしさん:そう(笑)
阿部くんとは、これでもか!というくらいに話したよね。
もともと僕の性格は、口数が少ないし、人に対して自分のことを話したり、想いを伝えることがとても苦手。
仕事だからやっていた節もあって、どこか殻にこもりたくなる自分がいて。
でも、阿部くんってめちゃくちゃよく喋るじゃん。
僕がたくさん話したなって言っても、「話足りないなー!」って言ってくる(笑)
阿部くん:確かによく言ってますね(笑)
なんだろう、一回話せば終わり、にならないんだよね。
世の中絶えず動いていくから、今日「こうだ!」って思ったことが、明日には変わっていたりする。
だからこそ、おんなじテーマでもちょこちょこ話す方がいろんなことに気付けるというか。そんな組織を作りたいよね。
そうしさん:その感覚、すごく分かる。
ひとりで仕事をしている感覚を持っていると、自分の中の経験だけでしか物事を見れなくなる瞬間があってさ。これって仕事の仕方だけでなく、生きているなかですべての物事に共通すると思うんだよね。
そんなことを思い出すような最近だったかな。
以前のfujitacaは、会社を回すことに精一杯で、それどころじゃなかった。
それぞれのメンバーがそれぞれのことを抱えて、どうにかこうにかやってきたけど、もしかしたら仕事で生まれてくるものはそれ以上でもそれ以下でもなかったのかもしれない。
だから、いろんな仕事を経験してきたけれど、今が大変でもすごく楽しいと思えるかな。
阿部くん:それは良かった!
会社も絶えず変化していくけれど、そうしさんの気持ちもこうやって変化していったんだね。最近、自分の中で「ここが変わったかもしれない」って思うことあった?
そうしさん:あったあった。スタッフに相談することが増えたと思う。
今までも、何か起きた時には、前職のつながりの知り合いに相談することはあったし、
代表という立場なのか、仕事のスタイルなのか、よく分からないけれど、自分で責任とってやらなきゃって思ってた。
でも、組織や環境が変化していくときに、自分にはできないこと・不得意なことにたくさん気づいてしまい。そんな自分と葛藤していたんだけど、スタッフと対話を重ねたり、スタッフ同士の会話を観察していくうちに、「得意なことは、得意な人に任せよう」って思ったんだよね。
そうすると、スタッフのことをより知っていかなければならないし、スタッフとの連携が重要になる。
自ずと、対話をしなければならないと思うようになったかなぁ。
阿部くん:そうだよね。年齢や立場関係なく、結局みんな苦手なことは絶対あるはず。適材適所が果たせれば、きっとみんな楽しく働けるし、仕事も軌道に乗る。
こうやって会社がよくなっていけば嬉しいし、そうしさんもそうしさんらしい「代表のありかた」を見つけられるといいねぇ。
そうしさん:そうそう。
そんな組織をつくっていける代表でありたいと思うし、こんな話がきっと誰かの目に止まって、何かのきっかけになったらいいなぁ。
「喫茶フジタカ」は、そんな場所にしていきたいと思います。
阿部くん:最初っからエンジン全開の内容でしたね。
今日も濃い話をありがとう!
本日の営業は終了いたしました。
またのご来店をお待ちしております。
喫茶フジタカ