杉並区は住みやすい?荻窪在住スタッフが語る街の魅力と中古マンション事情
最終更新日:2026年9月15日
こんにちは。
fujitacaリノベーションです。
「杉並区って、実際どんな街なんだろう?」
「住みやすいとよく聞くけど、自分のライフスタイルに合うかな?」
杉並区への移住や住まい探しを検討するなかで、こんな疑問を持つ方は少なくありません。
杉並区は東京23区のなかでも「住みやすい街ランキング」で常に上位に入るエリアですが、その魅力は数字やランキングだけでは伝わりきらないものがあります。
荻窪に拠点を置くfujitacaリノベーションだからこそ語れる、街のリアルな姿をお届けします。
交通・治安・子育て・買い物といった住みやすさの基本情報はもちろん、杉並区で中古マンションを購入してリノベーションするという選択肢まで、地元目線で詳しく解説します。

記事を監修した人:佐藤 創史
fujitacaリノベーション代表。一級建築士。
リノベーション会社にて十数年、設計および設計監理を行い、2014年より藤孝建設株式会社へ。
スタッフ阿部が中心となってヒアリングした内容を設計へ反映し、現場がスムーズに動くよう監理を担当。
マンションリノベーションをメイン分野としており、数多くのマンションにてさまざまな施工方法を見届けてきており、プランニングを現場へしっかりと連携させることを強みとしている。
杉並区はどんな街?基本情報をおさえる
東京23区の西部に位置する「住むための街」
杉並区は東京23区の西部に位置し、面積は約34平方キロメートル。新宿から電車で10〜15分ほどの距離にありながら、大規模な繁華街や歓楽街が少なく、住宅街が広がる「暮らすための街」として発展してきたエリアです。
昼間人口よりも夜間人口の方が多い、いわゆる「ベッドタウン」的な特性を持ちながら、各駅周辺に根付いた商店街や個性的なカフェ・ショップが多く、ただ眠るだけでなく「日常を楽しめる街」として多くの人に愛されています。

人口・世帯構成:ファミリーから単身者まで幅広い層が暮らす
杉並区の人口は約58万人(令和6年時点)で、東京23区のなかでも中規模の区です。
単身世帯・2人世帯・ファミリー世帯がバランスよく混在しており、一人暮らしからファミリーまで、さまざまなライフスタイルに対応できる住環境が整っています。
30〜40代の子育て世代が多く、教育・子育て環境への関心が高いエリアでもあります。
杉並区が「住みたい街ランキング」で常に上位に入る理由
「東京都で住みやすいと思う街」のランキングで、杉並区は常に上位にランクインしています。その理由は主に以下の3点です。
- 都心へのアクセスの良さ:中央線・丸ノ内線・井の頭線が通り、新宿まで10~15分圏内
- 治安の良さ:23区内でも犯罪件数が少なく、住宅街としての安心感が高い
- 生活のしやすさ:商店街が豊富で日用品の買い物に困らない。緑も多い
これらのバランスの良さが、単身者からファミリーまで幅広い層に支持される理由です。
杉並区の住みやすさを5つの視点で評価
① 交通アクセス:中央線・丸ノ内線・井の頭線が通る利便性
杉並区内を走る主な路線は以下のとおりです。
- JR中央線(快速・各駅停車):荻窪・阿佐ヶ谷・高円寺・西荻窪が停車。新宿まで最短8〜12分
- 東京メトロ丸ノ内線:荻窪・南阿佐ヶ谷・新高円寺・東高円寺が停車。池袋・東京方面へ直通
- 京王井の頭線:浜田山・西永福・永福町などが停車。渋谷まで直通で約15分
- 京王線:下高井戸が停車。新宿方面へアクセス可能
複数路線が通っていることで、都心各方面へのアクセスが選択肢が広く、乗り換えの手間が少ないのが大きな魅力です。荻窪・阿佐ヶ谷・高円寺などの中央線沿線駅は、新宿まで一本で出られる利便性が特に人気の理由となっています。
② 治安:23区内でも犯罪件数が少ない安心エリア
杉並区は東京23区のなかでも治安が良いエリアとして知られています。
人口1,000人あたりの刑法犯認知件数は23区内でも少ない水準にあり、住宅街が多く夜でも比較的安心して歩ける環境が整っています。
大きな繁華街や歓楽街が少ないことが、治安の安定につながっています。一人暮らしの女性やファミリー世帯にも安心感のあるエリアです。
③ 子育て環境:公園・支援サービスの充実度
杉並区は子育て支援が充実しており、以下のような取り組みが知られています。
- 杉並子育て応援券:産前・産後の支援や子育て相談に活用できる独自の支援サービス
- 認可保育所の整備:待機児童対策が積極的に進められてきたエリア
- 公園の多さ:井草森公園・和田堀公園・善福寺川緑地など、広い公園が充実
子どもが外で伸び伸び遊べる環境と、行政の手厚いサポートが子育て世帯に選ばれる理由となっています。
④ 買い物・生活利便性:商店街が豊かで日常生活に不便なし
杉並区の各駅には規模の大きな商店街があり、日常の買い物には困りません。
- 荻窪:ルミネ・荻窪タウンセブンの駅ビルに加え、商店街が充実
- 阿佐ヶ谷:パールセンターをはじめ多様なジャンルの店舗が揃う
- 高円寺:高円寺純情商店街・ルック商店街など昔ながらの商店街が残る
- 西荻窪:小規模だが個性的なカフェ・古道具屋・雑貨店が充実
大型ショッピングモールは少ないものの、駅周辺で日常のほとんどが完結する「生活に根付いた便利さ」が杉並区の特徴です。
⑤ 自然環境:善福寺川・神田川など緑と水辺が身近にある
杉並区内には善福寺川・神田川・妙正寺川の3つの川が流れており、川沿いの遊歩道が整備されています。
桜の名所としても知られる善福寺川緑地は、春には多くの住民が花見に訪れる憩いの場です。
また、井草森公園・和田堀公園・大宮八幡宮など、まとまった緑のスポットも多く、都会の中でありながら自然を身近に感じられる暮らしができます。
杉並区のエリア別住みやすさ:駅ごとの特徴
荻窪:利便性と落ち着きが両立する杉並区の中心
fujitacaリノベーションが拠点を置く荻窪は、杉並区の中でも特に利便性が高いエリアです。JR中央線と東京メトロ丸ノ内線が交差するターミナル駅で、新宿まで中央線快速で約8分、丸ノ内線で池袋・東京方面にもアクセスできます。
駅周辺にはルミネ・荻窪タウンセブンの商業施設があり、日常の買い物は駅前で完結します。一方で駅から少し離れると静かな住宅街が広がり、「にぎやかさ」と「落ち着き」が共存しているのが荻窪の魅力です。かつて太宰治をはじめとする文豪が暮らした街でもあり、文化的な雰囲気が漂います。
阿佐ヶ谷:商店街と文化が交差する暮らしやすい街
中央線・総武線の両方が停車する阿佐ヶ谷は、新宿まで約10分・三鷹方面へのアクセスも良好な便利なエリアです。駅南側には丸ノ内線「南阿佐ヶ谷駅」も徒歩圏内にあります。
パールセンターを中心とした商店街は庶民的で活気があり、スーパーや飲食店が充実。毎年秋に開催される「阿佐ヶ谷ジャズストリート」など、文化イベントも盛んで、街に根付いたコミュニティを感じられます。
西荻窪:アンティーク・古道具の聖地、個性派に人気
「西荻」の愛称で親しまれる西荻窪は、約60軒の古道具屋・アンティーク雑貨店が集まるエリアとして全国的に知られています。個性的なカフェや飲食店も多く、独自の文化を持つ「大人の街」として人気が高いエリアです。
荻窪・阿佐ヶ谷と比べると静かな雰囲気で、新宿まで中央線快速で約15分。物件価格が比較的落ち着いていることもあり、中古マンション購入を検討する方にも注目されています。
高円寺:サブカルチャーと商店街が共存するにぎやかな街
高円寺は古着屋・ライブハウス・カフェが立ち並び、若者を中心に独自のサブカルチャーが根付いたエリアです。毎年夏に開催される「高円寺阿波おどり」は全国的に有名で、地域のにぎわいを感じられます。
新宿まで中央線快速で約6分というアクセスの良さに対して、家賃・物件相場が中央線沿線の中でも比較的抑えられており、コストパフォーマンスが高いエリアです。
南阿佐ヶ谷:区役所も近い、静かで暮らしやすい穴場エリア
丸ノ内線「南阿佐ヶ谷駅」の周辺は、杉並区役所が徒歩圏内にある落ち着いたエリアです。池袋まで約18分、東京・銀座方面へも乗り換えなしでアクセスできます。
阿佐ヶ谷・荻窪と比べると知名度は低いですが、閑静な住宅街で子育て世帯・ファミリー層に人気があります。物件相場も落ち着いており、コストを抑えつつ利便性を確保したい方に穴場的なエリアです。
杉並区の中古マンション相場と購入事情
杉並区への移住を検討する際に、「賃貸か購入か」という選択肢が出てくる方も多いと思います。ここでは中古マンション購入という視点から整理します。
杉並区の中古マンション価格相場(エリア別)
杉並区の中古マンション価格は、エリア・築年数・広さによって異なりますが、目安は以下のとおりです(2026年時点)。
| エリア | ㎡単価の目安 | 40〜50平米の目安 | 60〜70平米の目安 |
|---|---|---|---|
| 荻窪 | 約104万円/㎡ | 4,200〜5,200万円 | 6,200〜7,300万円 |
| 阿佐ヶ谷・南阿佐ヶ谷 | 約100〜119万円/㎡ | 4,000〜6,000万円 | 6,000〜8,300万円 |
| 西荻窪 | 約88〜95万円/㎡ | 3,500〜4,800万円 | 5,300〜6,700万円 |
| 高円寺 | 約90〜96万円/㎡ | 3,600〜4,800万円 | 5,400〜6,700万円 |
杉並区全体の成約㎡単価は約95.9万円(2026年時点)で、直近3年間で約10.5%上昇しています。
2026年6月時点でも前年比+0.93%と緩やかな上昇トレンドが続いており、早めに動くほど購入コストを抑えやすい状況です。
新築マンションが1億円を超えるケースも多い東京において、中古マンションは購入のハードルを下げる現実的な選択肢です。
新築マンションが少ない杉並区では「中古×リノベ」が現実的な選択肢
杉並区は住宅街としての歴史が長く、新築マンションの供給が少ないエリアです。そのため、「杉並区に住みたい」と思ったとき、中古マンションを購入するという選択肢が自然と中心になってきます。
中古マンションを購入してリノベーションすれば、価格を抑えながら自分好みの空間をつくれます。新築マンションでは実現できない間取り・素材・デザインを自由に選べる点が、中古×リノベーションの最大の魅力です。

中央線沿線で中古マンションを探す際のポイント
荻窪・阿佐ヶ谷・西荻窪・高円寺の中央線沿線で中古マンションを探す際には、以下の点を意識しましょう。
- 築年数:1981年以降の新耐震基準物件かどうかを確認 ※1981年(昭和56年)6月1日以降に「建築確認」を受けた建物
- 管理状態:修繕積立金の残高・長期修繕計画の有無
- 構造:ラーメン構造か壁式構造かで間取り変更の自由度が変わる
- リノベーションとの相性:購入前にリノベーション会社に相談することで「この物件でやりたいことが実現できるか」を事前確認できる
fujitacaリノベーションでは、物件探しの段階からご相談いただくことが可能です。
「いい物件が見つかってからリノベ会社に連絡する」よりも、物件選びの段階から相談することで、後悔のない選択ができます。
【fujitacaリノベーション・スタッフ阿部の自邸】杉並区で「シティボーイの部屋」を実現した話
ここからは、fujitacaリノベーションのスタッフ阿部が、自ら杉並区・荻窪エリアの中古マンションを購入し、リノベーションした自邸についてご紹介します。
学生時代からの夢だった「シティボーイの部屋」へ
「雑誌に出てくる『シティボーイの部屋』特集。
学生時代から、その雑誌のお部屋に憧れて、自分なりにインテリアを工夫しながら暮らしてきました」
リノベーションに携わる仕事をしながら、ずっと温めてきた自分だけの部屋づくりへの思い。
世界各国のさまざまな住宅のインテリアやデザインテイストを参考にしながら、「ちょっとオシャレで暮らしやすい」をコンセプトに自邸のリノベーションを実現しました。
物件は荻窪エリアの40平米・1LDKの中古マンション。
インフラ部分を一部活かしながら、デザインはスタッフ阿部好みのものに全面刷新。
設計2ヶ月・工事3ヶ月で、憧れの空間が完成しました。

こだわりの空間づくり:各スペースの詳細
キッチン:L字の一体感をつくる造作カップボード
キッチンはオープン仕様に。ミラタップ社の「ミニモラス」キッチンを採用し、間取り上キッチンの位置はそのままに、造作カップボードとダイニングテーブルを組み合わせることでL字キッチンのような一体感をつくりました。カップボードにはタイルを取り入れ、正方形のタイルをレンガ調(ズラし貼り)にすることでリズミカルな印象を演出。アクリルタイプのタオルバーが「シティボーイらしさ」のさりげないアクセントになっています。

リビング:コンクリートの梁がシンボルになる空間
リビングはスッキリとした印象にしつつも、躯体・コンクリートの梁をあえて出すことでシンボリックなアクセントに。一部の梁はインテリアラーチ(合板)で囲い、素材感を楽しめる仕上がりに。シンプルの中に「素材の面白さ」を宿した空間です。

寝室:ガラス扉と小上がりで「おこもり感」を演出
寝室はガラス張りの扉で仕切り、採光を確保しながらプライバシーを保つ設計に。
ポイントは「天井はラワンの板張り」。毎日寝るときに見上げるとホッとする温かみのある仕上がりです。
ベッドのみが入る寝室スペースには床の段差(小上がり)をつけ、リビングとは少し異なる雰囲気の「おこもり空間」を演出しています。

水回り:白とタイルで清潔感と個性を両立
洗面とトイレをひとつのスペースにまとめた水回りは、白を基調にリビングと同じタイルを使用。目地のブルーグレーがアクセントになっています。トイレにはインテリアラーチをあしらい、toolbox社の「アームペーパーホルダー」(マスタードカラー)が個性的なポイントに。


リノベーションを経て大切にしたキーワードは「飽きのこない家づくり」
自邸リノベーションを終えて、スタッフ阿部が振り返って語るのは「飽きのこない家づくり」の大切さです。
「リノベーションでこだわるのも良しですが、やはり長く暮らすためにはシンプルで飽きの来ない、拡張性のあるデザインというのが非常に大切だと感じています」
おしゃれさと暮らしやすさを両立させ、長く愛せる空間をつくる——これはfujitacaリノベーション全体のコンセプト「ちょっとオシャレで暮らしやすい」とも重なる考え方です。
杉並区への移住・購入を検討している方へ:よくある質問(FAQ)
Q. 杉並区は住みやすいですか?
住みやすさランキングで常に上位に入るエリアです。都心へのアクセスが良く(新宿まで最短8分)、治安が良く、商店街が充実しており、公園・緑も豊富。
単身者からファミリーまで幅広い層が快適に暮らせる環境が整っています。
Q. 杉並区で住むなら荻窪・阿佐ヶ谷・西荻窪・高円寺、どのエリアがおすすめですか?
ライフスタイルによって異なります。利便性重視なら荻窪・高円寺、落ち着いた暮らしを好むなら西荻窪・南阿佐ヶ谷、商店街の活気を楽しみたいなら阿佐ヶ谷・高円寺がおすすめです。
中古マンションの価格帯を抑えたい場合は西荻窪・高円寺エリアが狙い目です。
Q. 杉並区の中古マンションの相場はどのくらいですか?
エリア・広さ・築年数によって異なりますが、40〜50平米の物件で2,500〜4,500万円程度が目安です。
新築マンションと比べて手が届きやすく、リノベーションを加えることで新築同様あるいはそれ以上の住まいを実現できます。
Q. 杉並区で中古マンションを購入してリノベーションすることはできますか?
できます。杉並区は新築マンションの供給が少ないため、中古マンションを購入してリノベーションするという選択肢が現実的です。
fujitacaリノベーションは荻窪に拠点を置く地域密着のリノベーション専門会社として、杉並区・中央線沿線エリアでの施工実績が豊富です。
Q. 杉並区に移住するには何から始めればいいですか?
まずは「住みたいエリア(駅)」と「予算の大枠」を決めることから始めましょう。
購入を前提にするなら、住宅ローンの事前審査を先に受けておくことをおすすめします。
リノベーションも視野に入れている場合は、物件探しの段階からリノベーション会社に相談することで、「この物件でやりたいことが実現できるか」を購入前に確認できます。
まとめ:杉並区は「住む・買う・リノベする」に最適なエリア
この記事でお伝えしたポイントを振り返ります。
- 杉並区は都心へのアクセス・治安・生活利便性・自然環境のバランスが良く、単身者からファミリーまで幅広い層に支持されるエリア
- 荻窪・阿佐ヶ谷・西荻窪・高円寺など駅ごとに異なる個性があり、ライフスタイルに合わせたエリア選びが重要
- 新築マンションが少ない杉并区では、中古マンション購入+リノベーションが現実的かつ満足度の高い選択肢。自分らしい住まいを、予算内でつくれる
荻窪を拠点とするfujitacaリノベーションは、杉並区・中央線沿線エリアでの中古マンション購入からリノベーションまでをトータルでサポートしています。「杉並区に住みたい」「中古を買ってリノベーションしてみたい」という方は、まずはお気軽にご相談ください。物件が決まっていない段階でも大丈夫です。


